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 受験勉強と並行して早くから取り組みたいのが「学部研究」です。志望学系をある程度固めておかないと、志望校を絞り込んでいくのが難しくなります。現在の大学入試は学系によって課される科目・出題範囲が大きく異なります。志望学系を決められないと、勉強すべき科目が決められないことになります。受験に対する目的意識があいまいになり、モチベーションが上がらないでしょう。3年生の夏休みが明けるとAO入試が活発に行われていますし、秋には推薦入試も控えています。これらの受験を考える場合、遅くとも3年生になる頃には志望学系を固めておきたいものです。

 「志望する学部がなかなか決められない」という人は多いかもしれません。しかし、安易に受験して「こんなことは自分のやりたいことではなかった」「全く興味が湧かない」と、入学してから後悔するようでは何のために大学に進学するのかわかりません。少しずつでも絞り込んでいけるとよいでしょう。

 なお、大学の学部・学科には医療系学部や教員養成系学部のように、大学卒業後の職業と学問とが直結しているものもありますが、それ以外の学部では「大学での学び」と卒業後の進路とが必ずしも密接な関係にあるわけではありません。「自分の将来像」や「希望する職業」がはっきりしないということであれば、大学へ進学した後に自分の可能性を探るのもいいかもしれません。その意味では「何を学びたいのか」をキーにして学部選択をしていくとよいのではないでしょうか。

 自分の「興味・関心」「得意科目」などから、大学4年間で「探求したい学問」を絞り込んでいくとよいでしょう。

 

 

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 近年、大学の「学部の新設・再編」が活発です。

 高齢社会の到来で、「健康・福祉」「医療・看護」領域の社会的ニーズが高まっています。また、2020年に東京オリンピック・パラリンピックを控え、グローバル化が注目されています。こうした時代のニーズを受け、近年新設された大学や学部をみると、教育、医療、国際、スポーツに関連したものが多くなっています。とくに看護系はここ3年ほど毎年多くの学部・学科が新設されています。国際系も全国区の有名大学で次々と学部が新設されていることもあり、受験生の関心が高い学部系統です。

 また最近登場しているのが地方を活発化させる人材を養成する学部です。国公立を中心に学部新設がみられるようになってきました。社会に役立つ人材の育成は、大学の使命の一つです。各地で課題となっている地方創生の起爆剤として大学が研究や人材育成に取り組むことで、その役割を果たそうとしているのです。

 社会の変化にともない、学問分野においても従来の枠にとらわれない複数の領域にまたがった知識や視野が必要となっています。こうしたなか、従来の学部や学科を再編する動きもあります。例えば、理工学部を「都市環境工学部」「デザイン工学部」「医療工学部」「生命科学部」といった、より専門に特化した学部へ再編する例もみられます。

 新しく設置された学部や学科には、従来みられなかった名称も出てきました。2015年度の大学の学部数は、約500種類あります。1990年度には約100種類でしたから、20年あまりで5倍になりました。「こども」「コミュニケーション」「マネジメント」「グローバル」といった、かな・カタカナまじりの学部・学科も多く、名称だけでは具体的な学問内容が分かりにくくなっています。また、「国際○○学部」など、よく似た名称であっても学部内容が全く異なるケースも多々みられます。学部・学科研究の重要性は増しているといえるでしょう。

 興味のある大学については、大学案内や大学のホームページ等をみてカリキュラムや研究内容を比較してみるとよいでしょう。

 

Kei-Netより