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 センター試験の成績を活用する「センター試験利用方式」も多くの大学で導入されています。2016年度入試でセンター試験を利用する入試方式を実施した私立大学は527大学で、全私立大学の約9割に上ります。

 現在、私立大学の受験戦略として「センター試験利用方式」の活用は欠かせないものとなっています。その理由は、受験生にとっては負担感の小さい入試方式となっていることが多いからです。

 センター試験利用方式では、大学独自の試験を課さずセンター試験の結果だけで合否を決定するケースが一般的です。つまり、センター試験さえ受験していれば、大学へ赴くことなく私立大学の併願が可能となるのです。国公立大学を第1志望としている受験生にとっては過度な私立大学の受験対策が必要なくなります。私立大学専願者にとっても受験チャンスの拡大につながるでしょう。

 また、大学からみると試験問題を作成する手間がかからないことから、受験料は一般方式と比べて安価に設定されているケースがほとんどです。

 センター試験の必要科目数は一部の難関校で4教科以上としているところもありますが、多くは3教科以下となっています。一般方式と同様に教科数や出願期間を変えて複数のセンター試験利用方式を設定している大学も多くあります。

 

さまざまな入試方式の例(立命館大学国際関係学部のセンター試験利用方式(2016年度))
方式 出題科目科目
7科目型 外国語(200)、国語(200)、数学・理科・地歴・公民から5科目(500)
5教科型 外国語(200)、国語(200)、数学・理科・地歴・公民から3科目(300)
3教科型 外国語(200)、数学・国語・理科・地歴・公民から2科目(400)
後期型 外国語(200)、数学・国語・理科・地歴・公民から3科目(600)
3教科併用型 センター試験:数学・地歴・公民から1科目(100)

大学独自試験:英語(150)、国語(100)

※( )内は配点

 

 センター試験利用方式で注意したいのが出願期間です。国公立大学の一般入試はセンター試験後となっていますが、私立大学では難関大を中心にセンター試験前に出願を締め切る大学も少なくありません。その場合はセンター試験の結果を踏まえての出願ができません。

 

コラム~センター試験が必須の私立大学も~
 ごく一部ですが、私立大学にも一般入試でセンター試験必須の大学があります。産業医科大学や豊田工業大学、一部芸術系の大学では、センター試験の受験が必須です。

 

 

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 2月下旬~3月にかけて再度入試を実施する大学も多くあります。大学により呼び方は異なりますが、「2期入試」「後期入試」「3月入試」などの名称が多くなっています。

 1月末から2月にかけて行われた試験の合格発表が終了してから出願できるため、万一志望校に合格できなかったとしても再チャレンジが可能です。ただし、募集人員が少ないため、大学によっては高倍率となり、前期試験と比べると難度の高い入試となることもあります。あくまでも前期試験で志望校に合格できなかった場合に利用する入試として考えましょう。

 

Kei-Netより