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 私立大学の学校推薦型選抜は、入学者比率が40%以上を占めており、一般選抜と並ぶ私立大学入試の大きな柱といえます。

 私立大学の出願要件は国公立大学ほど厳しくなく、なかには成績基準を設けない大学もあります。選抜方法は、小論文や適性面検査、面接、基礎学力試験、調査書等の書類審査をさまざまに組み合わせて選考されています。近年は適性検査や基礎学力検査といった名目で学力を測る試験が行われている大学も目立っています。

 

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 私立大学の学校推薦型選抜は、一般選抜と同様に多様な選抜が実施されており、「スポーツ推薦」「有資格者推薦」「課外活動推薦」などがあります。「スポーツ推薦」は、その名称の通りスポーツに秀でた学生の獲得を目的とした選抜で、出願にあたっては高校時代の競技成績が基準となります。「有資格者推薦」は、実用英語技能検定(英検®)やケンブリッジ英語検定といった民間の英語資格・検定試験や、日商簿記などの技能をもつ受験生を優遇する選抜です。「課外活動推薦」は、生徒会活動や部活動、社会・地域奉仕活動などで活躍した人を対象にした選抜となっており、コンクールや競技大会での秀でた実績を出願要件とする大学も少なくありません。

 

コラム~評定平均値と学習成績概評
「学習成績の状況」は、履修した全科目の評定を平均したもので、以前まで「評定平均値」と呼ばれていました。この「学習成績の状況」をもとに、高校3年間の成績をA~Eの5段階で表したものが「学習成績概評」です。「学習成績の状況」と「学習成績概評」の関係は、評定平均値5.0~4.3がA、4.2~3.5がB、3.4~2.7がC、2.6~1.9がD、1.8以下がEとなります。なお、Aのなかでも特に学校長が優秀と認めた生徒にはⒶを標示することができます。国公立大学の推薦入試のなかには出願条件としてⒶの者に限定しているところもあります。

 

Kei-Netより

 

 

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